私はカザフスタン出身の留学生です。日本には2010年の3月29日に初めて来ました。
最初の1年間は日本語学校に通いました。
その後4年間、東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程というところに所属しました。
この5年間カザフスタンの政府の国費留学生として勉強してきました。
卒業後はまた勉強したい、研究したい、もっといろいろな力を身につけたいと思い、
大学院に進学することを決め、2015年から2年間米山奨学生として東海大学の修士課程で学んでいます。
皆さんはカザフスタンについてご存知でしょうか?
カザフスタンは日本から5000キロ離れています。北はロシア、東は中国に囲まれています。
世界で一番面積が広い国はロシア、次はカナダ、中国、米国などで、カザフスタンは9位です。
日本の面積より7倍大きく、しかし、人口は日本の1/7の約1,700万人。東京の人口と同じくらいです。
カザフスタンは多民族国家です。顔もアジア系、ヨーロッパ系の人々が多く、65%がカザフ人で、ロシア人、ウクライナ人などいろいろな民族が住んでいます。首都はアスタナです。
1997年に首都になったため世界で一番若い首都と言われています。
アスタナという名はカザフ語で「首都」を表しています。
都市設計を行ったのは日本の建築家「黒川紀章」さんです。
気候は夏はとても暑く冬はとても寒い国です。最低気温は−50度、最高気温は+50度まであがるため
100度の温度差があります。もしカザフスタンを訪ねる機会がありましたら、5月か6月が一番いい季節だと思います。
カザフスタンは鉱物資源が多い国です。世界ランキングに入っている埋蔵量の多いウラン、コバルト、ニッケル、マンガンなど、レアメタルがたくさんあります。それらを輸出して経済が成り立っています。
来年の6月10日から9月の10日まで首都アスタナで「未来のエネルギー」というテーマで万博が開催されます。参加国は約100カ国、7つの国際機関と、およそ500万人が訪れると期待されています。
この万博のテーマは「未来のエネルギー」です。昨日万博のサイトをチェックしたところ、すでにチケットの販売が始まっていました。
今、そのカザフスタンの万博について国民にも知ってほしいということで、アスタナでいろいろなイベントが行われています。再生可能エネルギーに関するゲームとかクイズ、コンサートをやっているようです。
皆さんにもカザフスタンのことや、来年開かれる万博のことに興味をもってもらえるとうれしいです。
本日はご清聴ありがとうございました。
Рахмет! ラフメット
伊勢原ロータリークラブ例会会場
和膳 照國
〒259-1133 神奈川県伊勢原市東大竹937-1/TEL:0463-92-1919
●小田急線伊勢原駅南口より平塚方面へバスで5分、馬渡停下車。
●伊勢原街道(61号線)沿い。
●伊勢原駅から1,326m
●送迎バス有り