伊勢原ロータリークラブについて
卓話
[2464回 例会]堂前 慶之氏
1.現在に至るまで
昭和41生まれの50歳で伊勢原生まれの伊勢原育ちです。
高校卒業後は理工系大学に進学。当時、人気の職業だったSEとして就職しました。平成6年(28歳の時)、父が他界し実家へ戻ることに。父は脱サラして保険代理店を始めて5~6年が経過していたのですが、私は興味がなく代理店を継ぐことなど全く考えていませんでした。
そんな中、父のお客様からの電話をいくつか受けることがあり、父がお客様から大変感謝される仕事をしていたことを知り、とても魅力的な仕事に思えました。最初は母や親戚にも止められたりしましたが、意を決して父の代理店は廃業し、保険会社の研修生になりました。人生で一番と言うくらい勉強しました。
平成10年に代理店として独立しました。損害保険と生命保険は、商品性の違いから兼営が禁止されていたましたが、平成8年の保険業法改正により相互参入が可能となり、業界は変革期を迎えていたことも、まだ若い私にとってはチャンスでした。
10年間は社会勉強とネットワーク作りと思い、商工会青年部や青年会議所活動に取り組み、40歳の卒業時に法人化しました。
2.どのような仕事か、どのように利益を上げるのか
皆さんもご存じの通り、保険の代理店は保険を販売して手数料を得る仕事です。仕入れも在庫もありませんから、よく羨ましがられます。平均すると保険料の20%程度が手数料となります。
ここで保険業界のデータを紹介します。
・正味収入保険料(平成26年度)8兆831億円
・正味収入保険料のうち、自賠責と自動車保険の占める割合は約6割。
・代理店は約20万店、損害保険募集人206万人(10人に1.6人は募集人!?)
・東京海上社 正味収入保険料 2兆1283億円 損害サービス拠点244ヶ所
・ソニー損保 正味収入保険料 943億円 損害サービス拠点25ヶ所
保険会社は自動車保険で食べているといってもいいくらいです。自動運転の技術開発が進んでいますが、完全自動運転となると事故の責任は自動車メーカーが負うことになります。近い未来には保険会社の収入保険料に大きな影響を与えそうです。
保険の代理人は「募集人」という資格を持っていますが、200万人います。有資格者は10人に1人くらいの割合なので意外に多いです。
3.芝桜プロジェクトについて
戸谷・金城・井戸川JVにより、近日、防草シート張りが施工される予定です。人手が必要になりそうでしたら、社会奉仕委員会より皆様への協力依頼をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
11月中に広報誌を使って芝桜のオーナー制度の広告を行います。草摘み、植栽など1年間に渡り運営してもらえる7~10団体程度をイメージしています。
その都度、みなさんにもご案内させていただきます。
拙い話で恐縮ですが、以上をもちまして卓話を終了させていただきます。ありがとうございました。
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