本日は｢私の来た道｣について簡単ですがお話しさせていただきます。生まれは茅ヶ崎の今宿です。当時茅ヶ崎市の町長さんの家に家族でお世話になっていました。今宿に5〜6年住み、そこから隣町に移りました。夏に大空襲がありました。平塚の大空襲です。当時平塚に海軍省があり、火薬の研究をする工場があったので標的にされたのです。私は小1くらいでした。その時は空を見ると星空のように爆弾が落ちてくるのを見ました。その後、父の実家がある富山のに疎開しました。富山の家はお米の生産農家でしたので、母も慣れない仕事を一生懸命手伝ってやっていました。やがて終戦となり、引き上げることになりました。引き上げの途中は信州などを通りましたが汽車は兵隊さんでいっぱい。席には座れませんでしたので通路に座って過ごしたのを覚えています。こちらに戻ってからは藤沢一中に入学し、その後、湘南高校へと進学いたしました。高校では生物部に入部し甲虫、蝶蝶などを取りに大山・丹沢へ。次第に虫取り以上に沢登りが面白くなってワンダーフォーゲルへ。山を楽しみました。今でもあの頃の仲間と同級会などがありますが、虫博士になっていたり、大学教授や研究所の職員など、みな頑張っております。私も仕事で25年ほど花の改良をやっております。今取り組んでいる植物は｢アブチロン｣という一年中が花が咲く植物です。これを交配にて日本中に広められたらと思っております。時間となりました。どうもありがとうございました。