伊勢原ロータリークラブについて
卓話
[2486回 例会]吉川 芳郎氏
こんにちは吉川芳郎です。本日の卓話テーマは「成功した秘訣」ということでお話させていただきます。私の会社は110年前に「穀屋」という米や雑穀を扱う仕事からはじまり途中で材木業になり現在に至っております。私は東京オリンピックの翌年に大学を卒業し、深川に奉公へ出て、その後、東名の厚木から大井松田までの区間での仕事があるから帰ってこいということでこちらに戻って参りました。あの区間にはうちの何万本という測量杭が埋まっております。創業は明治40年、法人になったのが昭和22年、私が社長に就任したのが31歳の時で昭和48年、今日まで44年間社長をやっております。さて、成功するには何が一番重要なのかなと考えたときに私は「健康」と「後継者」だろうと思っています。若い頃はさほど丈夫ではなかったのですが、今まで無事生きてやってこれたのは結果的には「健康」のおかげです。後継者の問題に関してはある講演で知ったのですが「中小企業の検査マニュアル」の第一項目に「後継者があるのか?」と載っておりました。後継者は大事なのだと改めて感じております。只今私のところは後継者がおりませんので、今後どうしていこうか大変苦慮しているところです。事業がこれから成長する途中の経営者の方には、また違う観点があるのだろうと思いますが、今この年になって考えると「健康」と「後継者」がその秘訣なのだろうと思っております。ちょうど時間になりましたので、この辺にさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
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