Isehara Rotary Club DISTRICT2780

伊勢原ロータリークラブについて

卓話

[2561回 例会]ガントグトヒ・サラントヤさん 
(伊勢原RC米山奨学生/モンゴル出身)
私は日本に来て5年目です。最初日本に来日したときは、すぐに日本語学校に行く余裕がなくて色々な仕事をしてました。本の工場、肉の工場、スーパー、飲食店、トレーニングセンター等色々な仕事を必死でやりました。そういう仕事をやったことがない私にとっては、結構大変でした。それからやっと日本語学校に入ることができたのですが、私の生活は朝から学校、昼はバイト、夜は子供の世話と家事、夜中は宿題という感じで正直楽しいことはありませんでした。どこにも遊びに行けなかったし、いつも忙しく疲れてばかりでした。その時ちょうど米山小学生になりました。合格できたということを聞いて、凄く重い荷物を持って居たのを誰かが持ってくれたような感じで凄く楽になって、嬉しくて泣いてました。そして私の新しい生活が始まりました。米山奨学生になってまずバイトを辞めて、勉強が十分できるようになったし、時間がある時は遊びに行ったり、ボランティアや発表などで海外にも行きました。そしてロータリーの色々な活動に参加して、たくさんの人々と交流できて、ほかの奨学生の皆んなと仲良くなって、活動の後の二次会にいつも行ってました。そこで、一生付き合う友達もできました。凄く楽しかったです。ロータリーの活動がすごく楽しかったので、学校の活動にも興味を持つようになり、モンゴル料理を作って学校の祭りで売ったり、国際フェア等イベントにも参加したりしました。ロータリーは私の大学院生時代を最高にしてくれました。

私は今、妊娠5ヶ月で子供が生まれるまでにやりたいことが一つあります。それは日本の子供向けの科学の本を翻訳してモンゴルで出したいということです。なぜかというと、モンゴルでは日本のように科学の色々なことをわかりやすく面白く描いた本がないので、そういう本は絶対に必要だと思っています。
私の夢は教師になることです。教育には人の人生を変える力があると思っているので、勉強が嫌いな子でも、私の授業を受けて勉強が好きになるような立派な教師になりたいと思っています。なので、日本に居るあと5年の間に何をすれば一番いいかということを考えています。博士までまた勉強したほうがいいか考え中です。

最後に皆さんにお礼を伝えたいと思います。先ずは松下さん、私は就職を決めるときに、論文が上手く書けなくてどうやって論文を書くか分からなくなって止まっていました。そして求職活動もやらなくてはいけなくてJICAに面接を受けましたが不採用になってしまい、すごく苦しかったんです。そういう時に松下さんの会社で働きたいとお願いしたら、何ができるか分からない私を信じてOKと言ってくれました。凄く嬉しかったです。おかげで論文に集中できました。ですので、今無事に卒業できたのは松下さんのお陰です。次に萩原さん、ロータリーの毎回の活動にいつも一緒に行ってくれて、応援してくれました。萩原さんの酔っ払っている姿はすごく可愛くて本当に楽しかったです。ありがとうございました。次に東井さん、日本のお父さんです。今まで私にしてくれたこと、全てに感謝します。皆さん1年半本当にお世話になりました。これからまだしばらくは日本にいますので、子供を産んで少し落ち着いたら、ロータリーの活動にどんどん参加して行きたいと思っています。
なので、今日が最後ではありませんが、皆さん元気でいて下さい。どうもありがとうございました。

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ACCESS

伊勢原ロータリークラブ例会会場 和膳 照國
〒259-1133 神奈川県伊勢原市東大竹937-1/TEL:0463-92-1919

http://wazen-terukuni.com/

●小田急線伊勢原駅南口より平塚方面へバスで5分、馬渡停下車。
●伊勢原街道(61号線)沿い。
●伊勢原駅から1,326m
●送迎バス有り