伊勢原ロータリークラブについて
卓話
[2565回 例会]ズオン・クイン・ガーさん
(伊勢原RC米山奨学生/ベトナム出身)
自己紹介をさせて頂きます。私は日本に来る前には日系企業のエンジニアでした。日本に留学してからは、日本に来る人に日本語を教えていました。観光が好きなので、週末にはフリーガイドをしていました。
日本に留学するきっかけは、ベトナムで日本語を勉強していましたが、自分の日本語のレベルがまだまだで、日本語だけでなく日本文化も勉強したいと思い、留学を決めました。
今まで大勢の前で喋ることがなかったので今日はとても緊張しています。日本に来てからは、自分がもっと変わりたいと思い、日本語のスピーチコンテストに参加し、3位になりました。日本に留学して色々な国の人と友達になりました。
ロータリークラブに参加してからは日本文化だけでなく多くの国の人と文化交流ができました。中国人やスリランカ人と日本語でコミュニケーションを取ることができ、日本語を勉強してすごく良かったです。そして、いろいろなロータリークラブに参加しました。今は、大学院で日本語教育を専攻しています。
日本に留学してからは、日本の文化はよく「はっきり言わないで曖昧だ」と言われますが、それは人を傷つけないようにしていることだと気づき、研究しようと思いました。研究方法は、日本とベトナムの大学に行って、それぞれ日本人の会話を録音・録画してインタビューし、それを持ち帰って分析します。分析結果はまだ出ていませんが、例えば日本人は他人に話しかける時に、「すみません」や「お願いがあります」のような前置きをしますが、ベトナム人はそれをせずいきなり言いたいことを伝えます。これが一番はっきりした違いだと思います。
次にベトナムについて紹介したいと思います。
日本ではおはよう・こんにちは・こんばんはなど挨拶が時間帯によって区別されますが、ベトナムは1語しかありません。なので、今はどの言葉を言えば良いのか難しかったです。今でもあまりはっきりとは言えません。その点ベトナム語は便利だと思いました。
地図を見ると日本とベトナムの形が似ています。でも日本の方が少し大きいです。日本からハノイまでは5時間かかります。時差は2時間です。日本には四季がありますがベトナムには雨季と乾季しかありません。雨季は9月~12月でその間ずっと雨が降っています。それ以外は乾季で長い期間なので、農民は大変です。
日本の伝統的な服は着物ですが、毎日は着てないですね。ベトナムはアオザイですが、一般人はやはり毎日は着ません。結婚式などは派手なアオザイを着ます。学校の先生は毎日アオザイを着ています。
次に私の住んでいる町を紹介します。ダナンです。
地図で見ると、ベトナムの真ん中辺りにあり、ベトナムで3番目に大きい町です。ホイアンは京都と同じで元々首都だったところで、世界遺産の街です。ダナンは海の街で、海がすごく綺麗で食べ物も安くて美味しいです。この橋はハン橋です。この橋の特徴は船を通すために可動式になっていることです。次はドラゴン橋です。橋の名前の由来は、橋の形が龍のモチーフでできているからです。口から火を吹きます。
観光名所にもなっています。ダナンでは毎年4月~6月に花火大会が行われます。日本ではどの地方でも花火大会がありますが、ベトナムは政府が許可したところしか花火大会ができません。ダナンだけが花火大会ができます。
機会がありましたら、皆さん是非行って見てください。私がご案内します。
ご静聴ありがとうございました。
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