伊勢原ロータリークラブについて
卓話
[2570回 例会]濱田 勝彌氏
こんにちは。今日は卓話の当番が大勢いるので、申し上げることは一言にします。私の出身は
静岡県の伊豆半島の西側の海辺です。景色がすごく良いところです。収入は何もないです。
みかんを作るか炭焼きをするかという所で、私の父は明治11年に生まれました。が仕事の
都合で沼津に行きました。そこで私が生まれました。大正の震災を沼津で受けました。
その頃からすでに麦をついていました。精麦です。麦というと麦飯かということで粗末なも
ののように思われますが、かつての日本は米の次は麦でした。今ほど小麦が発達してなかっ
たので、ご飯の量を増やすためには麦を混ぜるということが出発点でした。父は日露戦争に
行きました。戦争から帰った当時は非常に貧しかったそうです。村人の多くはカナダへ出稼
ぎに行きました。伊勢原へ来たのは昭和11年で秦野中学校へ入りました。当時は非常に貧
しく、中学を途中で辞めて父の仕事を手伝いました。
私は子供の頃海軍士官になりたかったので、海軍兵学校を目指してまして一生懸命勉強を
していましたが、小学校を卒業し中学になると月謝が必要になり、それが大変で辞めました。
そして、兄と一生懸命働こうということで、父の仕事を手伝いました。そこで濱田精麦の
基礎ができました。徴兵が来て、兄が海軍に入り、翌年私も海軍に入りました。そこで、
木更津に赴任になり、薬局勤務になりそこで終戦を迎えました。兄も割と早く帰国したので、
二人で仕事を始めました。これが濱田精麦の元になったと思います。
ロータリーに入るきっかけは坂藤さんに声をかけて頂いたことです。それからもうロータ
リー歴50年になります。大して役に立たないかもしれませんが、なるべく休まないように
して、一緒に歓談をし、ご飯を食べましょうというつもりで毎回きています。
皆さんも休まずに来てください。そして伊勢原RCを良いクラブにして行きましょう。
過去の卓話をみる