伊勢原ロータリークラブについて
卓話
[2591回 例会]小泉 隆一郎氏
奉仕に学び 職業で奉仕する
職業奉仕とは?
・職業で儲けたお金を寄付することは、ただの奉仕。
・日々の仕事の中で「世のため人のため、真実・公平・自己犠牲」を道標として行動することが職業奉仕です。
具体的には?
●内向き職業奉仕
ロータリーの四つのテストを行動指針として仕事をすること。
1. 1.真実かどうか
2. 虚偽、誇大広告、データ偽装、品質表示偽装などは絶対にしない。真実の情報開示。欠陥の公表。
3. 2.みんなに公平か、3. 好意と友情を深めるか、4. みんなのためになるかどうか
「人を泣かせて一人勝ち」ではなく共存共栄を目指す。利益の適正分配。
相手のミスは寛容する。不公正はしない。自己犠牲を払ってでもみんなのことを考える。
内向きはロータリアンが自分の職業で社会に奉仕。奉仕の理念を勉強し、日々の仕事で実践すること。
日本のロータリーの一般的理解であり、精神論・倫理観になりがちで難解。(日本はガラパゴス?)
●外向き職業奉仕
「自己の商業上の手腕」を「社会の問題やニーズに役立てる」ために「クラブが開発したプロジェクト」に応えること。
→職業で世の中に奉仕する。
実践例1:歯科医師のロータリアンがカンボジアの山村の子供達の歯科検診と歯磨き指導。
実践例2:大震災の時、現地でボランティアで水道復旧作業、弁護士・税理士などが被災地で無料相談会。
そのようなことをクラブ全体の奉仕プロジェクトとして、クラブ員全員が手伝う事も立派な職業奉仕プロジェクトです。
提案します!
「職業を語ろう!」プロジェクト…もう一つの外向き職業奉仕
・ロータリーは多種多様の職業人の集団。
・企業経営者の集まりは他にもあるが、ロータリーは多種多様な業種・職業人が奉仕の目的で一堂に会する団体。
・その多様性を活かして、クラブが職業で社会に奉仕するためのプロジェクト。
目的:次世代に伝える
・若者は世の中に色々な職業があることを知らない。
・親も説明できない。
・やりたいことが見つからず、フリーター・アルバイトしかやらない若者。
そんな若者に対して、将来必ず来る職業選択の時に、職業の内容、意義、楽しさ、苦労を伝えることが、私たち職業人の責務である。職業人が次世代の人に職業を語ることは、職業で社会に貢献すること「外向き職業奉仕」そのもの!
内容:各クラブでつながりのある中学校、高校に出かけて行き、色々な職業を語る会を企画し、実施する。
現場の第一線で働く人に来てもらって話をする。
さらに・・・子供らに職業を語ることは、同時にロータリアン自身が日々の仕事で職業奉仕を実践しているかどうかを見つめ直す良い機会になる。
「ロータリークラブ」の存在を広く知ってもらうことで、ロータリーの公共イメージ向上にも繋がる。
そして、未来のロータリアンに!
ぜひ、各クラブで検討して下さい。
奉仕に学び、職業で奉仕する!これがロータリーの真髄であり、ロータリーを支える根幹理念です。
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