Isehara Rotary Club DISTRICT2780

伊勢原ロータリークラブについて

卓話

[2626回 例会]村上 一秋氏
弊社は18年程前に設立いたしました。事業内容は産業用コネクターの製品企画・開発及び販売です。
主要取引先は大手電機メーカーや通信関連企業です。そこに産業用、通信用、その他各種コネクターを提供しています。
■製品市場
マシンビジョン、工場の生産ラインで使用する様々なセンサーや画像処理機器などを繋ぐコネクター、放送・通信関連では、放送用カメラのズーム機能のコントロールをする部分、4G5G携帯基地局向けアンテナ等に弊社の製品が使われています。
5G関連需要の見通しは、NTTドコモ、KDDI共に21年3期の基地局設置計画は20年3期の倍以上を想定しています。
■ビジネスプラン
事業の背景には時代認識がありました。
 ・モノつくりから情報活用の時代への変化
 ・価格の国際水準化現象
 ・リストラの進行
 ・従来型企業組織と仕事の仕組みの崩壊
傾向としては
 ・情報のブロードバンド化
 ・工場生産ラインの無人化・海外移転
 ・経営スピードの加速化、低固定費化 
があげられます。
事業成功の鍵は
 ・市場で最もコストパフォーマンスが高い製品を最短納期で顧客に提供すること。
 ・少量製造ロットからのカスタマイズ(カスタマイズ戦略)
 ・全ての製品の品質、環境対策が国際品質水準に合致し、日本市場で受け入れられるレベルであることこの3点を抑えておけば良いということです。
基本のビジネスモデルは・提携メーカー機能・自社機能・代理店機能の3機能がありますが、このうち自社機能のみを徹底して行うことです。自社機能とは、製品開発、総合的マーケティング機能、品質管理、環境対策です。
製品・市場戦略の検討対象
1. 市場動向(セグメント、市場規模、成長性、集中度、構造変化、販売チャネル等)
2. 経済性(価格・品質、収益性、コスト・投資、付加価値=粗利益、損益分岐等)
3. 競合状態(シェア、コスト競争力、財務諸比率、技術力、販売力)
4. 成功の鍵の抽出(技術・特許、製品、価格、販売方法、組織、提携)
5. 成功の鍵に対する自社のギャップを洗い出す
上記のことを弊社は実行しました。
最後に、ビジネスモデルとは儲かる仕組みだという事です。そして、しっかりした製品と市場戦略が必要です。この辺のことを抑えておけば大きな失敗はしないと思います。

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ACCESS

伊勢原ロータリークラブ例会会場 和膳 照國
〒259-1133 神奈川県伊勢原市東大竹937-1/TEL:0463-92-1919

http://wazen-terukuni.com/

●小田急線伊勢原駅南口より平塚方面へバスで5分、馬渡停下車。
●伊勢原街道(61号線)沿い。
●伊勢原駅から1,326m
●送迎バス有り