青少年奉仕事業／～子どもたちを日展へ　観て学び、そして実践へ～

伊勢原ロータリークラブは、奉仕活動を通じて、明るい、豊かな社会をつくることを基本方針としています。11月に開催される「日展」に、伊勢原市内４中学の美術部の生徒を招待し、日本の美術への技術を結集したこの展覧会を鑑賞することにより、美術・工芸への好奇心の発揚を促します。伊勢原ロータリークラブでは、毎年伊勢原中学校において、「ふれあい講演会」を開催させていただいています。その中でスポーツの部活に入っている子供がいかに多いかがわかりました。その何分の一かの学生を文化芸術の方に目を向けていただけたらと思いました。
その講演の中で、どのようにしたら子供たちの目を向かせることが出来るかとの質問がありました。それは「百聞は一見に如かず」　見せることが一番良いことで、続いて「体験」ではないかと思います。日本の芸術文化は、世界一と言われています。その技術の推移を結集した、「日本美術展覧会」いわゆる「日展」を子供たちに見て感じてほしいと考えました。

日展は、日本画、洋画、彫刻、工芸、書　の５部門があります。
美術と言っても絵画だけではなく上記の5部門があり、そろって展覧会をします。公募展といって応募者の中から入選や特選が選ばれ、日展会員の作品と並んで展列されます。公募展には、20代の人から100歳の人まで、いろいろな人が出品しています。会場に並ぶ作品は、約3000点。毎年、これだけの作家の作品が一つの会場に集まります。

　今回の見学ツアーには成瀬中、伊勢原中、中沢中、伊勢原RC、タウンニュースより総勢36名の参加がありました。行きのバスの中では、今回の企画目的、会員による「ロータリーとは」の解説がありました。館内では、係りの先生がとても熱心に、参加者に対し解説をして下さり、参加者も熱心に聞いていました。途中コーヒーブレイクを挟みましたが、時間を惜しんで会場を回っている学生もいました。最後にアンケート用紙を配り、記載してもらいましたが、「次回参加しますか？」の質問に対し、ほとんどの人が参加したいとの回答を得ました。

　今回の日展ツアーは私が伊勢原RCに入会して初めての企画でした。どうしたらこの地域の方々や子供達に芸術・文化の素晴らしさや魅力を伝えられるかを考え、昨年より日展の方々と話し合いを重ねてきました。市内の中学校とは会長はじめ、ロータリー会員が話し合いをしてきました。多くの皆様の力と知恵をお借りして、今回のツアーが開催され、無事終了することができました。今回特に感じたのは生徒たちのマナーの良さ、ロータリアンの方々の行動の正確さです。この見学中、私の心配事は皆無でした。来年度もこの事業が続くことを望んでやみません。
ありがとうございました。