Isehara Rotary Club DISTRICT2780

伊勢原ロータリークラブについて

卓話

[2635回 例会]渡邊 健樹氏
入会5年目でまだ大した活躍もできておりませんが、今日は卓話の時間を頂いたので、自分が今やっている事をお話ししたいと思います。
本業は日蓮宗のお坊さんです。先代が幼稚園と保育園を始めたので、両輪で今仕事をしています。
今日は幼稚園の方の話をさせて頂きたいと思っています。
私が携わっている幼児教育は「生きる力」がテーマになっています。どこの幼稚園も生きる力を育みましょうという教育をしています。
生きる力とは?
世界が注目する「非認知能力」の3つの要素
・忍耐力(最後まで遣り抜こうとする)
・社会性(人と上手にコミュニケーションする)
・感情のコントロール(気持ちをうまくコントロールする)
幼児期に非認知能力を高める教育を受けると、成人後もその効果が続き、社会的な成功や健全な生活につながるという研究が有名です。
子供がやっている事を見守る事、怒りすぎたり褒めすぎたりしない事が大事です。
◾︎読み書き、数の発達を支え促す保育者の実践
海外とは違い日本の保育者は絵本や歌といった教材を用いたアプローチよりも「話したり聞いたりする時に子供の目線に合わせる」「子供の話を繰り返したり自分の言葉に言い換えたりする」というアプローチに力を入れている。
◾︎社会情緒的発達を支え促す保育者の実践
日本の保育者は「子供の遊びに加わっている時に楽しそうにする」、「子供と気持ちについて話をする」と言った子供とのポジティブな関わりに力を入れている。

このように古くからの日本の教育は非認知能力を育てることに長けています。
よく「外国人はプレゼンが上手」「日本人はプレゼンが下手」と言われますが、これは日本人からは、伝えたい!という意思が感じられないということのようです。しかし私は、伝えたい!という意思を受け取る能力がないのではないかと思っています。

時代の変遷とともにこれまで「優秀」と考えられてきた人達の能力はAIに置き換わります。こんな時代に子供達にどう育ってほしいか?
ある研究では今後47%の職業が消え、65%の子供達は未知の職業につくと言われています。
非認知能力を養ってきた子供達の話を聞く力、理解する力を持つことが私達大人にとって必要なことだと思います。

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ACCESS

伊勢原ロータリークラブ例会会場 和膳 照國
〒259-1133 神奈川県伊勢原市東大竹937-1/TEL:0463-92-1919

http://wazen-terukuni.com/

●小田急線伊勢原駅南口より平塚方面へバスで5分、馬渡停下車。
●伊勢原街道(61号線)沿い。
●伊勢原駅から1,326m
●送迎バス有り